そこでは
既得権を持った人が権益を享受している。
ロータリーでバス、タクシーは駐停車禁止なのだが
店の前に横付けさせて客引きをしている。
ゴミは拾わない。売るだけ売ってゴミは持ち帰れと
言うことだ。だから、ゴミはそこら中に散乱する。
最近はよそから来た人たちがタバコや爪楊枝、包み紙
を躊躇なく捨てている。
家畜で人を運送する人たちはお上との取り決めで糞を
拾う事が約束で取り決められているそうだが道路の土
手下には延々とそれが落ちているのが見える。
昨日は広場のゴミ拾いをしたのだが店のオヤジが「こっ
ちも拾え」というので近寄ったら自分の店の前だった。
そこに車両が通行出来るこの道路について疑問を感じる。
県が管轄して一部の個人が恩恵を受ける。この道路さえ
無ければここは不便なままで栄えることも無いのだがそ
れで良いと思えないのか。
つくづく観光と言うものは破壊的行為だと思うときがあ
る。宿泊業である自らもその範疇にあることに矛盾を感
じる。
以前あるエコツアー業者主宰のセミナーで「ローインパ
クト」を盛んに言われたがそこでは修学旅行で生徒を一
日何百人樹海に案内して本来人間が入らない自然の中に
連れて生業としている。たしかに自然案内人だ。
人間は都合良く物事を解釈して富を増やすことに執着し
ている。僕もこの煩悩があることは認めるし、仕方のな
い事だとも思うのだが、どうしたら資源を消費しない観
光を実践できるか、これは今後とても大きなテーマだ。
誰もが不便を楽しめるようになると良いのだが。
コメント