箱根に行く途中、国道1号線の横に僕らがお邪魔している畑がある。
この時期は雨期らしく、かすみがかかったような景色を見ることが出来る。
坂を見下ろすと三島市街と沼津市街。どちらも秋は海も見えたりして背筋を伸ばしながら見る沼津アルプスは目の保養になる。
たまに雨がぱらぱら、その隙間を縫ってブヨがブンブン。僕の血液を吸い、かゆみを残す。
こっちはタイで買った虫除けスプレーとか、Jさんに頂いた虫除けスプレー、ハッカオイルをまんべんなく体中に吹き付けて自分の目がしみるくらいなんだが、それでもブヨ、まれに蚊も襲ってくる。
おまけに耳の穴に入ってくると背筋にむしずが走る。コワー
20代の頃、北海道の原野に植林の為の閥戒(ばっかい)を職業としていたんだが、そのときもクマザサの茂みに沢山のブヨがいたことを思い出した。
ある日、俺は腹痛で茂みに入り、イタした訳だが、事前にハッカオイルで武装したにもかかわらず、肌の露出した所を集中的に攻撃された訳だ。あのあと、午前中ずっと尻を掻きながら仕事したっけなー
今となっては良い思い出。
しかも、あそこには沢山のアイヌネギがあって今も人が入っていないんだろう、あまりにも山深かったし。土葬のお墓もあったっけ。
そんな事思い出しながら芋掘りしていたらツバメが低空を徘徊しはじめた。もうじき雨だな。一応、今日のノルマを達成した直後にやはりの大雨。
蚊にも命、ツバメにも然り。
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