夕べの「特報首都圏」見たんだが。
視聴者からの意見にがっかり。
「辰己さんの言うことが私のライフスタイルを否定されているようで、、云々」。
そんなこと無い。
俺はこう言いたい。
「木を見て森を見なさい」
NHKが伝えたかった本質は上の一文に集約できる。
番組中、辰己氏が生徒を叱ったり、主婦を厳しく指導したのは「生き方」の指導だ。
例えば
お料理教室の生徒に対し宿題のブイヤベースを作れなかった事で「甲斐がない」事を彼女が嘆いていた。
努力を欠いた生徒は辰己氏の生徒としては失格なんだろう。
さて、都会では便利がだとても複雑で手間がかかる。あれもこれも欲しければお金を稼ぐがよい。
でも、本当に良い物は作るのに時間がかかる。それはお金では買えない。
辰己氏は手間のかかる料理を通じて人生を問いかけている。
視聴者は色々と忙しい中、さらに手間のかかる料理を提案されうんざりしてNHKに意見したのだろう。もしコンビニ弁当を食べていてあの番組を見ていたのならなおさらだ。
芸術品も仕事も一手間かけて成就する。手間は価値がある。
生活の中、時に何かを欲しければ何かを捨てることも必要だ。
それが何かは自分で見つけるしかない。
その事を問うていたのではないか。
「私は85歳よ、後何年教えられると思うの?」彼女は真剣だ。
「昭和のスタイルを押しつけないで欲しい」という意見。
万人に向けて作るのが番組。
取捨選択はあなたの手の中にある。
まとめとして、物事の本質を見極め、邁進し精進せよ。
辰己氏に感謝。
救われたのは子供達や若者が手作りの料理に関心を持っていたこと。
これからも一手間かけた料理を追求していきたい。石窯も出来たし。